男性と女性、どちらが痛みに強いのか検証

ドイツのガリレオというテレビ番組で、女性と男性のどちらが痛みに強いのか検証していました。女性は出産するから痛みに強いなどと聞いたことがありますが、実際のところはどうなのでしょう?
男性と女性どちらが痛みに強いのか
Galileo via YouTube
今回番組ではドイツ全土から男女100人が集められて検証されました。


三つのテスト

痛みにどれだけ長く耐えられるかについての氷水テスト

男性と女性どちらが痛みに強いのか、氷水テスト
Galileo via YouTube
4℃になるよう調整された氷水にどれだけ長くひじを浸けていられるかというテストです。
結果開始三分までに残っていた人の数が女性38人、男性43人、15分ずっと浸けていられた人の数が女性27人、男性33人という結果でした。

大きな差は見られませんが、男性の方に長く氷水に手を浸けていられる人が多い結果になりました。番組は男性の肌は女性の肌より5%分厚いことが関係していることも示唆していました。

痛みについての敏感さのテスト

男性と女性どちらが痛みに強いのか、電流テスト
Galileo via YouTube
被験者は電流が流れる紐を握り、電流が流れたら感じた痛みのレベルを1~10の数字で評価します。電流の強さには3段階ありました。

1段階目はほとんどの人がほとんど痛くない(レベル1)と回答。
2段階目、3段階目の電流の痛みについての評価はそれぞれ
女性が7.6と9.1、
男性が6.3と8.1でした。

ここでも女性の方が痛みに敏感だという結果が出ました。

耐えられる痛みレベルについてのテスト

男性と女性どちらが痛みに強いのか、EMSテスト
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最後のテストはどれだけの痛みに耐えられるかというテストで、男女からそれぞれ5人ずつか挑戦しました。電気マッサージなどに使われるEMSを使った実験です。

段階が1~7まであり、限界だと思ったらやめられるのですが、結果男女とも6段階目でやめた人が1人ずつ、最後のレベルまで耐えられた人が4人という結果で違いは見られませんでした。

この実験で男性は叫ぶ人が多かったのに対し、女性は呼吸に集中している人が多く、番組は
「男性の方が苦しみを見せるのが好きなようだ」
と締めくくっていました。

まとめ

全体的に見ると男性の方が痛みに強いことを示す実験結果がでました。
けれど完全に一人一人分けてやっているわけではないので、無意識に他の人と比べたりして結果に多少影響を及ぼしている可能性も考えられると思いました。

後、風邪のときなど男性の方が大げさに騒ぐイメージだったのですが、あながち間違いでもないのかなとも思いました。

番組はこちらからYouTubeで観ることが出来ます。
Männer vs. Frauen: Wer hält mehr Schmerz aus? | Galileo | ProSieben