家探しは効率的に!ドイツで部屋探しの方法と必要書類のすべて



ネットで家の情報を入手

新聞などで見るといいなどと書いてあるのを見かけますが、結局情報が古いのでやはりインターネットが一番です良い部屋はサイトにも数時間しか掲載されなかったりし、誇張ではなく部屋探しは一刻を争います。


immobilienscout24
有名どころ3つ。条件に合う物件が掲載されたらメールに送ってくれるようなサービスがあって私も登録していました。ただ、掲載されてすぐ送られてくるわけではないような気がするので、結局はお気に入りに入れてこまめにチェックした方が良いと思います。3つのサイトに同時に出しているところも多いので、物件は結構かぶっています。

ここを見ている人が上の3つに比べて少ない気がするので、競争率が若干低くなるかもしれません。大抵は不動産屋が広告を出すのではなく、個人が急きょ家を出るときに次に入ってくれる人を探していたりすることが多い気がします。
ここによく出ている"Tausch"と書かれた広告は部屋を交換したい人が出している広告です。

内容は例えば「Tempelhofの3部屋の家とPrenzlauer Bergの2部屋の家と交換してくれる人探してます。」といった感じ。

今住んでいる部屋が条件を満たしていて交換に使えるならチャンスはありますが、そうでなければ応募はやめておくべきでしょう。

degewo
Gewobag
不動産会社のページ。他にもいろいろありますが、きりがないので2つ紹介。「Berlin Immobilien」などで検索するともっといろいろ出てくると思います。不動産屋さんのページでも物件が紹介されているので要チェック。

MixB
ベルリン掲示板
あっとベルリン気軽に告知板
日本人向けのページです。物件はあまり多くはありませんが、英語もドイツ語もできない…と言った場合などはいいかもしれません。

必要書類一覧

1、収入の証明

一般的に家を借りるとき、最新3か月分の給与明細はほぼ必ず提出を求められます。また、収入は大体家賃の3倍なくてはならないそう……。

学生の場合だと奨学金を受けている場合はその書類がいることが多いようです。そうでない場合は大使館で発行してもらう親のサイン入りの保証書か、銀行口座の履歴などを提出するしかありませんが、その場合かなり難しくなると思います。親の給与明細3か月分を英語か独語に訳して持っていくのもいいかもしれません。

2、Schufa-Auskunft

Schufaってなんだろう…と思う方も多いと思います。どこかにお金を滞納するような信用のおけない人ではないかどうか…を証明してくれる書類です。年に一回無料で申し込めます。

以下Schufaを無料で申し込む方法。
1、こちらのSchufaのページへ行きます。
2、Datenübersicht nach § 34 BDSGの方の「Jetzt bestellen」をクリック。
3、でてきたページで自分が一番分かる言語の旗をクリック(残念ながら日本語はありません)
4、そうすると注文用紙がpdfで出てくるので、1枚目を印刷。
5、用紙に記入。
6、pdfの二枚目に従い宛名などを書いたら投函。

申し込んでから来るまでに4週間くらい掛かった気がします。(もっとだったかも)引っ越しを考えている方は早めに申し込んでおきましょう。もしすぐにでも欲しい場合は24.95€掛かりますがPostbankの支店でSchufaを当日渡してくれるサービスを利用するといいでしょう。Postbank以外の銀行口座を持っている人でも利用できます。

3、家賃滞納をしていない証明

Mietschuldenfreiheitsbescheinigungで検索したら用紙が見つかるので、印刷して今住んでいる家の大家さんのところへ持って行ってサインしてもらいましょう。

4、身分証明書


パスポート、ビザ。私は大学の在学証明書(Bescheinigung)もいつも一緒に送るようにしていました。
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以上4つの書類は家を借りるにあたって必要不可欠。
以下は絶対にいるわけではないけれどもあればいいかもしれない書類たちです。

5、手紙

何月何日に家を見学しました。
こんなところが気に入りました。
今こういう理由で部屋を探しています。
何々をしています。(仕事とか、学生とか)
収入はこれくらいあります。
ちょっとした自己紹介。

といったことを簡潔にまとめて、応募の際は一緒に提出していました。実際の必要性はよく分かりませんが、家探しのコツが書いてあるドイツ語のサイトに書いた方がいいとあったので書きました。書く時はこことかこことかを参考にしました。

6、Selbstauskunft

日本語でなんというのかよく分かりませんが、借りたい人が貸主が知りたがるような情報をあらかじめ書いておくことでしょうか…。「Selbstauskunft Wohnung」などで検索すると用紙がでてくると思うので印刷して埋めて持っていきましょう。不動産会社によってはあらかじめSelbstauskunftが用意されていることもあります。

7、履歴書


これもドイツ語のサイトで見かけた情報ですが、CVも応募書類の中に入れるとか……。私は書けるほどの履歴がなかったので応募書類には入れませんでしたが、信用してもらうにはいい方法なのかもしれません。

家を借りる手順

1、物件を探して、気になったら見学へ。


少しでもいいな、と思う物件があればすぐに広告にある連絡先にコンタクトを取って、見学の予約をしましょう。

電話番号がある場合はすぐ電話を掛けましょう。もしなければメールなどで見学に行きたいことと、軽い自己紹介を書いて送りましょう。(応募している人は大抵何百通とメールを受け取るのでメールしか連絡手段がない場合は、返事がないことも多々。)

また、物件によってはあらかじめHPなどに見学の日時が書いてあることもあります。そんな場合は他の人と一緒にぞろぞろと家を見学することに。

2、見学して気に入ったら応募

上記の書類を揃えて提出します。見学の際に提出することもあるので、見学に行くときにすでに書類を揃えて持って行った方がいいかもしれません。見学の際に提出ではない場合でも、できるだけ早く、誰よりも早くかつ揃った書類を提出できるよう頑張りましょう。

3、返事待ち。

返事がこないことも多いので、あまり期待せずどんどん見学に繰り出し、どんどん応募しましょう。見学しているうちに分かってくることもあります。例えば、この地区は夜ちょっと危なそうだな、とかキッチンがついている家とついてない家があるんだ…とか。

あまりに見つからない場合は書類に不備があるのかもしれません。見直してみましょう。

4、引っ越し

契約が出来たら、鍵をもらって引っ越しです!
あまり荷物が多くない人向けですが、上に少し書いたEbayのKleineanzeigeのページでUmzugなどで探すと、安ければ一時間30€とかでトラックを出してくれる業者さんが見つかる事があります。

高ければ100€以上しますが…家具などがほとんどなくて、車がない場合検討してみてもいいかも…。

まとめ


色々書きましたが、努力と運だな~と思います。
見つかりにくくても書類を完璧にしたら外国人とはいえ可能性はあがるでしょうし、それでも書類を完璧に揃えたドイツ人が先に応募したら、不動産屋さんもそちらに貸すでしょうし…。

結構長期戦になることは覚悟して、先々から準備するようにしましょう。